鴻巣宿から熊谷宿は、中山道第7宿から第8宿へと向かう14kmの区間です。中山道歩き序盤で最も距離が長い区間であり、ペース配分と補給計画が重要になります。途中に間の宿(あいのしゅく)である吹上があり、ここが中間の補給ポイントです。全体的に平坦ですが距離があるため、夏場は特に暑さ対策が必要です。本記事では、実際に歩く方のための補給・トイレ・ペース配分情報をお伝えします。
この区間を歩いた方、最新の補給・トイレ情報やルート変更の情報をコメント欄で教えていただけると助かります。
本記事は実際に徒歩で通過した際の情報や作成時点での最新情報をもとに作成しています。本記事は区間内の実在情報のみを精査して掲載しています。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区間 | 鴻巣宿 → 熊谷宿 |
| 距離 | 14.0km(確定値) |
| 所要時間 | 約2.8時間(時速5km換算) |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
| 最終確認日 | 2026年7月 |
ルート概要
鴻巣宿を出発し、旧中山道を北西方向に進みます。鴻巣市街地を抜けると田園地帯が広がり、吹上駅付近で間の宿を通過します。荒川を渡る手前で行田市に入り、さらに北上して熊谷市に到達します。旧中山道は国道17号の旧道にあたる県道とおおむね一致しています。14kmの長丁場ですが全区間平坦で、ペース配分さえ間違えなければ歩き切れます。
見どころ
■ 箕田(みだ)の追分(約2km地点)
旧中山道と日光脇往還の分岐点にあたる場所です。
道標が残っており、街道の交差点であったことを示しています。
■ 吹上の間の宿(約6〜7km地点)
鴻巣宿と熊谷宿の間に設けられた間の宿(休憩集落)の跡です。
JR吹上駅があり、現在は郊外住宅街になっています。
14km区間の中間補給ポイントとして重要です。
■ 荒川の土手・権八延命地蔵(約9〜10km地点)
荒川の堤防付近に権八延命地蔵があります。
かつてこの付近で追剥ぎ(おいはぎ)が出没したことに由来する地蔵で、
中山道の歴史を感じるスポットです。
荒川の土手からの眺望は開放感があり、気持ちよく歩けます。
■ 久下(くげ)の一里塚跡(約11km地点)
日本橋から13里目の一里塚跡です。
熊谷宿が近づいてきたことを示す目印です。
歩くための実用情報
補給ポイント(コンビニ・自販機)
14kmの長い区間のため、計画的な補給が必要です。
【鴻巣駅周辺(0〜1km地点)】
エルミこうのす・コンビニで出発前に万全の補給をしてください。
水分は多めに持つことをおすすめします(特に夏場)。
【吹上駅周辺(約6〜7km地点、旧街道から徒歩3分)】
JR吹上駅前にコンビニ・スーパーがあります。
この区間で最も重要な中間補給ポイントです。
ここで必ず水分・食料を追加してください。
【久下付近(約11km地点)】
旧街道沿いに自販機が点在しています。
コンビニはありませんが、水分補給は可能です。
【熊谷駅周辺(13〜14km地点)】
熊谷駅前にコンビニ・商業施設が充実しています。
▶ 補給戦略:鴻巣で満タン→7km地点の吹上で追加補給→熊谷到着。
夏場は水分を1L以上持ってスタートすることを強くおすすめします。
トイレ情報
【吹上駅(約7km地点、旧街道から徒歩3分)】
駅構内にトイレがあります。中間の最重要トイレポイントです。
【コンビニ(鴻巣駅・吹上駅・熊谷駅周辺)】
各駅周辺のコンビニでトイレ利用が可能です。
【荒川土手付近の公衆トイレ(約9km地点)】
荒川の堤防付近に公衆トイレがあります。
やや古いですが利用可能です。
【熊谷駅(ゴール付近)】
駅構内にトイレがあります。
▶ トイレ戦略:7km間隔(鴻巣→吹上→熊谷)でトイレに寄れます。荒川付近のトイレも使えば安心です。
休憩スポット
【吹上駅前(約7km地点)】
駅前広場にベンチがあり、中間休憩に最適です。
ここでしっかり座って休憩することをおすすめします。
【荒川土手(約9〜10km地点)】
荒川の堤防上を歩く区間があります。
堤防上のベンチで風に当たりながら休憩できます。
眺望が開けており、気分転換に最適です。
【コンビニのイートイン(吹上駅周辺)】
座ってしっかり休憩したい場合に利用できます。
▶ 14km区間のため、7km地点の吹上で10〜15分の休憩を入れることを推奨します。
高低差
この区間は基本的に平坦です。
・全区間:標高15〜25m前後
・荒川の堤防区間でわずかに上りますが、体感できるほどの高低差ではありません
・大宮台地から関東平野の奥に入っていくため、基本的にフラットです
高低差による疲労はありません。14kmの距離による疲労のみ意識してください。
道の特徴
【鴻巣市街地〜箕田(0〜3km地点)】
鴻巣宿を出ると住宅街の中を歩きます。
旧中山道は県道と一致する区間が多く、歩道が整備されています。
【箕田〜吹上(3〜7km地点)】
住宅街と田園が混在するエリアです。
旧街道は生活道路として残っており、車通りは多くありません。
【吹上〜荒川(7〜10km地点)】
田園地帯を抜け、荒川の堤防に近づきます。
開放的な風景の中を歩きます。
【荒川〜熊谷(10〜14km地点)】
荒川堤防付近を通過し、熊谷市街地に入ります。
市街地が近づくと歩道が再び整備されます。
▶ 道迷い注意点:吹上〜荒川間で旧道が分かりにくい箇所があります。地図アプリで確認しながら歩いてください。
宿泊ポイント
【吹上駅周辺(約7km地点)】
宿泊施設は少ないですが、必要に応じて利用可能です。
【熊谷駅周辺(ゴール)】
ビジネスホテルが充実しています。
東横イン・ルートイン・地元ホテルなど選択肢が豊富です。
▶ 宿泊戦略:鴻巣宿で前泊し、翌朝出発して熊谷宿で宿泊するパターンが最も現実的です。
14kmの歩行後に宿泊できるため、体力回復しやすいです。
注意・危険区間
【距離による疲労(全区間)】
14kmは中山道序盤で最長の区間です。
7km地点の吹上で必ず休憩を入れ、ペース配分を守ってください。
【夏場の暑さ(全区間)】
鴻巣〜熊谷エリアは日本有数の暑さで知られています。
夏場は早朝出発(5〜6時台)を強く推奨します。
日中は40℃近くになることがあるため、熱中症に最大限の注意をしてください。
帽子・日傘・塩分タブレット・水分1L以上は必須です。
【荒川付近の道迷い(約9〜10km地点)】
荒川堤防付近で旧中山道のルートが分かりにくい箇所があります。
地図アプリで確認しながら進んでください。
【幹線道路の横断(複数箇所)】
国道17号と交差する箇所があります。
横断時に車の通行量が多いため注意してください。
区間評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 総合難易度 | ★★★☆☆ | 平坦ですが14kmと長く、暑さ対策も必要です |
| 補給充実度 | ★★★☆☆ | 吹上が中間にありますが間隔が7kmあります |
| トイレ安心度 | ★★★☆☆ | 吹上駅と荒川付近のトイレが頼りです |
| 歩道安全性 | ★★★☆☆ | 県道区間は整備済み、旧道区間に注意 |
| ナビの分かりやすさ | ★★★☆☆ | 荒川付近でルートが分かりにくい箇所があります |
| 景観 | ★★★★☆ | 田園風景と荒川の眺望が開放的です |
| 疲労度 | ★★★★☆ | 14kmの距離と夏場の暑さによる疲労があります |
| 高低差 | ★☆☆☆☆ | ほぼ完全に平坦です |
実際に歩いた管理人のひとこと
この区間は中山道歩き序盤の「最初の山場」です。
14kmという距離自体は大したことないのですが、
夏場に歩くと暑さで体力を大幅に消耗します。
7月に歩いたときは朝6時に鴻巣を出発しましたが、
それでも吹上に着く頃にはかなり暑くなっていました。
荒川の土手に出たときの開放感は格別です。
関東平野の広さを実感し、「遠くまで来たな」と感じる瞬間でした。
夏場は絶対に早朝出発。水分は最低1.5Lで臨んでください。
まとめ
鴻巣宿〜熊谷宿は14kmの平坦ながらも長い区間で、中山道序盤の最初の山場です。
7km地点の吹上で中間補給・休憩を入れることが必須の区間です。
荒川堤防からの眺望は開放的で、関東平野の広がりを実感できます。
夏場は暑さ対策が最重要。早朝出発と十分な水分で臨んでください。
街道現地情報募集
街道歩きに役立つ現地情報を募集しています。通行止め・補給・トイレ・危険箇所など、お気づきの情報をお寄せください。

関連リンク
・出発宿場:鴻巣宿

・到着宿場:熊谷宿

・前の区間:桶川宿〜鴻巣宿

・次の区間:熊谷宿〜深谷宿



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