小田原宿〜箱根宿|東海道を実際に歩く区間ガイド(約17km・箱根越えの最難関区間)

箱根旧街道の石畳と山道 区間ガイド
東海道最大の難所・標高差700mの箱根越え

小田原宿〜箱根宿は、東海道の中でも最も有名な難所「箱根越え」にあたる区間で、神奈川県小田原市から箱根町へと一気に標高を上げていきます。

距離は約17kmですが、最大の特徴は急激な標高差です。特に畑宿〜箱根旧街道(石畳)にかけては、本格的な山道となり、平地とは別物の負荷がかかります。

難易度は東海道トップクラス。この記事では、補給・トイレ・坂の位置など、徒歩で安全に越えるための実用情報を詳しく解説します。


基本データ

項目内容
区間小田原宿 → 箱根宿
距離約17km
所要時間約3時間24分(時速5km換算)※実際は5〜7時間
難易度★★★★★

ルート概要

完全な山間部ルート(箱根越え)です。
序盤は市街地ですが、箱根湯本以降は一気に山道へ入ります。

・前半:小田原〜箱根湯本(市街地〜緩やかな登り)
・中盤:箱根湯本〜畑宿(本格的な登り)
・後半:旧街道石畳〜箱根関所(急坂+山道)

▶初心者にはかなり厳しい区間。
ただし、事前準備ができていれば歩けるレベルです。


見どころ

・箱根旧街道の石畳(徒歩でしか体験できない歴史ルート)
・七曲りの急坂(体力的には厳しいが達成感あり)
・芦ノ湖と関所の景観(ゴールのご褒美)

徒歩で進むことで、「江戸時代の旅の大変さ」を体感できる区間です。


歩くための実用情報


補給ポイント(コンビニ・自販機)

・セブンイレブン 箱根湯本店(街道沿い)
・ファミリーマート 箱根湯本店(街道沿い)
→ 小田原宿側から向かう場合ここが最後のコンビニ

・セブンイレブン 元箱根店(街道沿い)
ローソン 元箱根店(街道から5分)
→ 箱根宿側から向かう場合ここが最後のコンビニ

▶補給密度:
箱根湯本~元箱根間にはなし

▶結論:
最後のコンビニで水・食料を必ず補充(最低1.5〜2L推奨)


トイレ情報

・畑宿周辺(徒歩120分/約9km・公衆トイレあり)
・箱根関所(ゴール地点)

▶評価:
最後のコンビニ・畑宿で必ず使用するのが鉄則
山間部は基本的に頼れない


休憩スポット

・箱根湯本周辺(徒歩60分/約5km)
→ ベンチ・カフェあり

・畑宿(徒歩120分/約9km)
→ 唯一まともに休める中間地点

▶評価:
休憩は「湯本 or 畑宿」で計画的に取る必要あり


高低差・坂の特徴

・箱根湯本(約5km地点)から本格的な登り開始
・七曲り(約7〜9km地点)が最大の難所
・最大標高差:約700m

▶特徴:
前半は余裕、後半で一気に削られるタイプ


道の特徴

・前半:歩道ありの国道
・後半:旧街道(石畳・山道)

▶注意:
旧街道は滑りやすく、雨天時は危険

ナビは基本一本道だが、
旧道入口の分岐は見落としやすい


宿泊ポイント

・箱根湯本(徒歩60分/約5km)
→ 旅館多数

・箱根宿周辺
→ 宿泊施設豊富

・ネットカフェ:なし(この区間にはない)

▶結論:
無理なら箱根湯本で一泊が現実的だが、価格高めのため、次の宿場まで頑張るのもあり


注意・危険区間

・箱根湯本〜畑宿
→ 歩道が狭い+交通量あり

・旧街道石畳
→ 滑りやすく転倒リスクあり

・夜間
→ 街灯ほぼなし、非常に危険

▶評価:
日中限定で歩くべき区間


区間評価

項目評価コメント
総合難易度★★★★★標高差約700m、東海道最大の難所
補給充実度★☆☆☆☆約10km補給なし
トイレ安心度★☆☆☆☆湯本・畑宿のみで限定的
歩道安全性★★☆☆☆前半は良好、後半は山道
ナビの分かりやすさ★★☆☆☆一本道だが旧道入口に注意
景観★★★★★石畳・山道・芦ノ湖と変化豊富
疲労度★★★★★長距離+急坂で体力消耗大
高低差★★★★★約700mの登りはかなり厳しい

管理人のひとこと

正直、この区間は「別競技」です。

小田原を出た直後は楽ですが、箱根湯本を過ぎたあたりから明確に空気が変わります。
特に七曲りのあたりは、歩いていて「終わらない」と感じるレベルでした。

一番重要なのは風祭での補給。
ここで水をケチると、後半ほぼ詰みます。

「余裕があるうちに準備する」ことがすべての区間です。


まとめ

小田原宿〜箱根宿は、東海道最大の難所であり、
「徒歩旅の試練」と言える区間です。

・トイレは湯本・畑宿で確保
・後半に一気に体力を削られる

▶向いている人
・ある程度歩き慣れている人
・山歩きに抵抗がない人

▶初心者は
→箱根湯本で区切るのが安全


街道現地情報募集

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