石部宿〜草津宿|東海道と中山道の合流点に至る区間ガイド(12km)

区間ガイド

石部宿から草津宿は、東海道51番目の宿場から52番目の宿場へと続く12kmの区間です。近江平野を西に進み、手原・目川を経由して中山道との合流地点・草津宿に至ります。全体的に平坦で歩きやすく、後半は草津市の市街地に入るため補給環境が充実します。草津宿は東海道と中山道の合流点であり、東海道歩きの大きな節目となる宿場です。本記事では補給・トイレ・見どころなど、実際に歩く方のための実用情報をお伝えします。

この区間を歩いた方、最新の補給・トイレ情報やルート変更の情報をコメント欄で教えていただけると助かります。

本記事は実際に徒歩で通過した際の情報や作成時点での最新情報をもとに作成しています。本記事は区間内の実在情報のみを精査して掲載しています。


基本データ

項目内容
区間石部宿 → 草津宿
距離12.0km(確定値)
所要時間約2.4時間(時速5km換算)
難易度★★☆☆☆
最終確認日2026年7月

ルート概要

石部宿の西端を出発し、旧東海道を西に進みます。

石部の市街地を抜けると田園地帯に入り、JR草津線に沿って進みます。

約4km地点で手原(てはら)の集落を通過します。

約6km地点で目川(めがわ)の立場跡を通過します。名物の田楽茶屋があった場所です。

約9km地点から草津市に入り、市街地が広がり始めます。

旧東海道沿いに草津宿の町並みが現れ、追分道標で中山道と合流して草津宿に到着します。


見どころ

■ 目川の立場跡(約6km地点)
東海道の立場(休憩所)跡で、「目川田楽」で有名だった場所です。
広重の浮世絵「石部 目川ノ里」にも描かれた場所です。
案内板が設置されており、街道の歴史を確認できます。

■ 旧東海道の道標・常夜燈(随所)
区間を通じて道標や常夜燈が点在しています。
東海道歩きの目安として確認しながら進んでください。

■ 草津追分道標(約12km地点・区間終点)
東海道と中山道が合流する歴史的な分岐点です。
大きな道標が立ち、「右 東海道 いせみち」「左 中仙道 美のじ」と刻まれています。
東海道と中山道の合流を示す東海道歩き最大級の地理的ポイントです。
ここから大津宿・三条大橋までは中山道歩きの方と同じ道を歩きます。


歩くための実用情報


補給ポイント(コンビニ・自販機)

■ 石部宿〜手原(0〜4km地点)
田園地帯ですが、JR草津線沿いのため集落にコンビニがある場合があります。

■ 手原〜目川(4〜6km地点)
集落内に自販機があります。

■ 草津市街地(9〜12km地点)
草津市に入るとコンビニ・飲食店が豊富になります。
JR草津駅周辺は特に充実しています。

▶ 補給戦略:前半は補給が限られますが、後半の草津市街地に入れば何でも揃います。
石部宿で水500ml〜1Lを確保しておけば問題ありません。


トイレ情報

■ JR手原駅(約4km地点)
駅にトイレがあります。

■ コンビニ(草津市街地・9〜12km地点)
草津市に入ればどこでもトイレ利用可能です。

■ JR草津駅
駅構内にトイレがあります。

▶ トイレ戦略:前半は手原駅、後半は草津市街地で利用してください。


休憩スポット

【JR手原駅付近(約4km地点)】
駅のベンチで座って休憩できます。
区間序盤の休憩ポイントとして利用できます。

【目川の立場跡(約6km地点)】
田楽茶屋があった場所で、歴史を感じながら一息つけます。

【草津宿エリア(ゴール地点)】
草津市街地のカフェや飲食店で座ってしっかり休憩できます。
JR草津駅前は飲食店が豊富です。


高低差

この区間はほぼ平坦です。

・石部宿〜手原(0〜4km):ほぼ平坦(標高140m → 120m)
・手原〜目川(4〜6km):ほぼ平坦(標高120m → 110m)
・目川〜草津宿(6〜12km):緩い下り(標高110m → 90m)

近江平野を京都方面に向かって歩くため、全体的に緩い下り基調です。
坂はなく、体力的な負担はほぼゼロです。


道の特徴

【石部宿西端〜手原(0〜4km地点)】
旧東海道が田園地帯を通ります。
JR草津線に沿って進むため、方向感を保ちやすいです。
車の通行は少なく静かな道です。

【手原〜目川(4〜6km地点)】
集落を通りながら西に進みます。
目川の立場跡を通過します。
旧東海道の道標が点在し、ルートが確認しやすいです。

【目川〜草津市街地(6〜9km地点)】
徐々に住宅地が増え、草津市街地に近づいていきます。
交通量が増えるため注意してください。

【草津市街地〜草津宿(9〜12km地点)】
草津市の市街地を通ります。
旧東海道は商店街の中を通る区間があり、賑やかになります。
追分道標が見えたら草津宿のハイライトに到着です。


宿泊ポイント

【草津宿エリア(ゴール地点)】
JR草津駅周辺にビジネスホテルが豊富です。
滋賀県内でも主要な交通拠点のため、宿泊に困ることはありません。

▶ 宿泊戦略:草津泊が翌日の大津宿→三条大橋への最終区間出発に最適です。
草津から京都三条大橋まで約25km(大津宿経由)。
早朝出発で1日で歩き切ることも可能です。


注意・危険区間

【交通量の増加(9km地点以降)】
草津市街地に入ると交通量が増えます。
旧東海道は生活道路と重なるため、車・自転車に注意してください。

【旧東海道のルート確認(市街地内)】
草津市街地内で現代の道路と旧東海道が入り組む箇所があります。
道標や案内表示を確認しながら進んでください。

【特別な危険箇所はありません】
平坦な区間のため、重大な危険箇所はありません。


区間評価

項目評価コメント
総合難易度★★☆☆☆12kmで平坦。体力的に楽な区間です
補給充実度★★★★☆前半はやや手薄。後半の草津市街地は完璧です
トイレ安心度★★★★☆手原駅・草津市街地で問題なく利用できます
歩道安全性★★★★☆前半は静か。後半の市街地は交通量に注意
ナビの分かりやすさ★★★★☆道標が充実。草津市街地内で要確認程度です
景観★★★☆☆近江平野の田園風景。追分道標は歴史的感動ポイントです
疲労度★★☆☆☆12kmで平坦。負担は小さいです
高低差★☆☆☆☆ほぼ平坦。緩い下り基調です

実際に歩いた管理人のひとこと

この区間のゴールは「東海道と中山道の合流点」です。

草津追分の道標に着いた瞬間、東海道歩きの旅が「終わりに近づいている」ことを実感しました。
「右 東海道」「左 中仙道」の文字を見て、ここで2つの大動脈が交わるのかと感動します。

中山道を歩いてきた人もここに辿り着く。
東海道を歩いてきた自分もここに辿り着く。
日本橋からの2つの道が、ここで1本になって京都を目指す。
その合流を体で感じる瞬間は、東海道歩き屈指の感動ポイントです。

道中の目川は「田楽で一息」の場所。
広重が描いた田楽茶屋の風景を想像しながら歩くと、旅の情緒が増します。

草津宿は大きな町です。JR草津駅前は完全に現代都市。
でも旧東海道沿いには宿場の痕跡が残っています。
翌日は大津宿を経て三条大橋。東海道歩きの最終日が始まります。


まとめ

石部宿〜草津宿は12kmの平坦区間で、目川の立場跡を経由して東海道と中山道の合流点・草津宿に至ります。

草津追分道標は東海道歩き屈指の歴史的ポイントです。

前半は田園風景、後半は草津市街地と変化があり、補給環境は後半で充実します。
草津宿到着後は京都まであと1宿(大津宿)。いよいよ東海道歩きの最終章です。


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