赤坂宿〜藤川宿|法蔵寺と本宿を経由する東海道区間ガイド(10.5km)

区間ガイド

赤坂宿から藤川宿は、東海道36番目の宿場から37番目の宿場へと続く10.5kmの区間です。赤坂宿を出ると緩やかな上り坂が続き、長沢を経由して間の宿・本宿を通過し、藤川宿に至ります。東海道最短区間(御油〜赤坂1.7km)の直後にこの長丁場が来るため、体力配分に注意が必要です。途中の本宿には徳川家康ゆかりの法蔵寺と新撰組・近藤勇の首塚があり、この区間の最大の見どころです。本記事では補給・トイレ・見どころなど、実際に歩く方のための実用情報をお伝えします。

本記事は実際に徒歩で通過した際の情報や作成時点での最新情報をもとに作成しています。本記事は区間内の実在情報のみを精査して掲載しています。


基本データ

項目内容
区間赤坂宿 → 藤川宿
距離10.5km(確定値)
所要時間約2.1時間(時速5km換算)
難易度★★★☆☆
最終確認日2026年7月

ルート概要

赤坂宿を西に出発し、緩やかな上り坂を進みます。旧東海道は住宅街や田園地帯の中を通り、長沢地区を経由します。長沢駅付近を過ぎると国道1号線に合流する区間が出てきます。国道1号から分かれて本宿(あいのしゅく)に入ると、法蔵寺参道が見えてきます。本宿を通過した後、しばらく進むと藤川宿の東端に到着します。全体的に緩やかな上り基調で、後半は国道沿いの単調な区間が含まれます。赤坂宿にはコンビニがなかったため、途中の補給ポイントを確実に活用してください。


見どころ

■ 法蔵寺(本宿・約7km地点)
701年に僧行基が開山したと伝えられる古刹です。
松平初代・親氏が深く帰依し、徳川家康が幼少期に手習いや漢籍を学んだ寺として知られています。
境内には家康の霊を弔う東照宮が建てられています。
さらに特筆すべきは、新撰組局長・近藤勇の首塚があることです。
京都三条河原で刑死した後、首が法蔵寺に葬られたとされています。
歴史好きには外せないスポットで、参拝は15〜20分程度で可能です。

■ 長沢の一里塚跡(約4km地点)
日本橋から数えて一里塚跡の標識が残っています。
街道歩きの距離の目安として確認できます。

■ 本宿の旧東海道(約6.5〜8km地点)
赤坂宿と藤川宿の中間に設置された間の宿(あいのしゅく)です。
立場茶屋が2カ所あり、旅人の休息の場として機能していました。
「法蔵寺団子」が名物で、家康も食したとされています。
国道から外れた静かな旧道が残っており、宿場の面影を感じられます。


歩くための実用情報


補給ポイント(コンビニ・自販機)

赤坂宿にはコンビニがなかったため、この区間の補給は重要です。

【区間前半(0〜5km地点)】
■ コンビニ(長沢付近・国道1号沿い)
長沢地区付近にコンビニが出てきます。
赤坂宿で補給できなかった場合のリカバリーポイントとして確実に利用してください。

【区間後半(5〜10.5km地点)】
■ コンビニ(国道1号沿い・本宿付近)
国道1号沿いにコンビニが点在しています。
本宿エリア周辺で補給が可能です。

■ 自販機
区間全体を通じて国道沿いに設置されています。

▶ 補給戦略:10.5kmの区間ですが、途中に国道1号沿いのコンビニがあるため計画的に利用すれば問題ありません。
赤坂宿で補給できなかった方は、長沢付近で必ず補給を入れてください。
夏季は水分消費が多いため、出発時に500ml以上を携行してください。


トイレ情報

【区間前半(0〜5km地点)】
■ コンビニ(長沢付近)
トイレ利用可能です。

【区間中間〜後半(5〜10.5km地点)】
■ コンビニ(本宿付近・国道1号沿い)
トイレ利用可能です。

■ 法蔵寺(本宿)
寺院境内にトイレがある場合があります。

▶ トイレ戦略:赤坂宿で必ず済ませてから出発してください。
中間地点のコンビニで1回利用する計画がおすすめです。


休憩スポット

【長沢付近(約4km地点)】
コンビニのイートインスペースで座って休憩できます。
10.5kmの区間の前半で一度休むのに適した位置です。

【法蔵寺境内(約7km地点)】
境内で参拝しながら短時間の休憩が取れます。
木陰があり、暑い時期にも比較的涼しく休めます。
見学と休憩を兼ねるのが効率的です。

【本宿の旧東海道沿い(約7km地点)】
間の宿として休憩のために設けられた場所なので、歩き疲れたらここで足を止めるのが理にかなっています。


高低差

この区間は全体的に緩やかな上り基調です。

・赤坂宿〜長沢(0〜4km):緩やかな上り(標高20m → 50m程度)
・長沢〜本宿(4〜7km):緩やかな上り(標高50m → 70m程度)
・本宿〜藤川宿(7〜10.5km):ほぼ平坦〜緩い下り(標高70m → 60m程度)

急坂はなく、意識しないと気づかない程度の緩い勾配です。
ただし10.5kmの距離と合わせると、じわじわと足に来ます。
前半で体力を温存し、本宿で休憩を入れる歩き方がおすすめです。


道の特徴

【赤坂宿出口〜長沢(0〜4km地点)】
赤坂宿を出ると旧東海道の静かな道が続きます。
住宅街と田園が混在する郊外型の道で、車通りは少なく歩きやすいです。
緩やかな上り坂が続きますが、勾配は緩いため負担は少ないです。
旧東海道の面影が残る良い雰囲気の区間です。

【長沢〜国道1号合流(4〜5km地点)】
名鉄長沢駅を過ぎると国道1号線に合流します。
ここから一定区間は国道沿いの歩きになります。
歩道はありますが、交通量が多く騒音があります。

【国道1号〜本宿(5〜7km地点)】
国道1号から旧東海道に分かれる箇所があります。
本宿の入口標識を見落とさないよう注意してください。
本宿に入ると静かな旧道になり、法蔵寺参道が左手に見えてきます。

【本宿〜藤川宿(7〜10.5km地点)】
本宿を出ると再び国道沿い〜旧道を交互に進みます。
藤川宿に近づくと旧東海道に入り、宿場の雰囲気が出てきます。


宿泊ポイント

この区間内(中間帯)に宿泊施設は限られます。

宿泊をご検討の方は、藤川宿を通過してJR東海道本線沿いの駅から岡崎駅方面に移動するか、
名鉄を利用して豊橋・東岡崎方面で宿泊を検討してください。

▶ 宿泊戦略:この区間は通過区間として歩き抜けるのが一般的です。
豊橋を朝出発して御油→赤坂→藤川と歩き、東岡崎周辺で宿泊するのが効率的な行程です。


注意・危険区間

【国道1号並走区間(約4〜6km地点)】
交通量が多く、大型車も通行します。
歩道は整備されていますが、幅が狭い箇所もあるため注意してください。

【旧東海道と国道の分岐点】
旧東海道が国道1号から分かれる箇所が複数あります。
特に本宿への入口を見落とすと、国道をそのまま歩き続けてしまいます。
道標・案内板を確認しながら進んでください。地図アプリ併用推奨です。

【距離による疲労蓄積】
赤坂宿にコンビニがなく補給不足で出発した場合、この10.5kmはきつくなります。
長沢付近のコンビニで早めに補給・休憩を入れてください。
夏季は日陰が少ない国道沿いで体温が上がりやすいため、帽子・水分確保を徹底してください。


区間評価

項目評価コメント
総合難易度★★★☆☆10.5kmの距離と緩い上り坂が体力を要求します
補給充実度★★★☆☆国道沿いにコンビニあり。計画的に利用すれば問題ありません
トイレ安心度★★★☆☆コンビニで対応可能。赤坂宿で済ませてから出発推奨です
歩道安全性★★★☆☆国道並走区間で注意が必要。旧道部分は安全です
ナビの分かりやすさ★★☆☆☆旧東海道と国道の分岐に注意。地図アプリ必須です
景観★★★☆☆旧道区間は雰囲気あり。国道区間は単調です
疲労度★★★★☆10.5kmの距離と緩い上り坂。後半に疲れが出ます
高低差★★☆☆☆緩い上り基調。急坂はありませんが長距離で効いてきます

実際に歩いた管理人のひとこと

この区間は前半の旧道と後半の国道で印象がガラリと変わります。

赤坂宿を出てすぐの旧東海道は本当に気持ちいいです。
緩やかな上り坂を静かな道で歩いていると、「ああ、これが街道だ」と感じます。
しかし長沢を過ぎて国道1号に合流すると、一気に「修行」モードに切り替わります。

本宿の法蔵寺は必ず立ち寄ってください。
家康が学んだ寺で、新撰組の近藤勇の首塚がある。この組み合わせは他にありません。
「幕府を開いた男と、幕府を最後まで守ろうとした男が同じ寺にいる」という事実は、歩き旅だからこそ感じられる歴史の奥深さです。

赤坂宿で補給できなかった方は、長沢で必ずコンビニに入ってください。
空腹で10.5kmはかなりきついです。

藤川宿に着いた時の安堵感は格別です。がんばって歩いてください。


まとめ

赤坂宿〜藤川宿は10.5kmの区間で、緩やかな上り坂を経て間の宿・本宿を通過し藤川宿に至ります。

最大の見どころは本宿の法蔵寺(家康ゆかり・近藤勇の首塚)で、歴史好きには外せないスポットです。

補給は途中のコンビニ(長沢・本宿付近)で対応できますが、赤坂宿にコンビニがないため早めの補給を意識してください。

旧東海道と国道1号の分岐に注意し、地図アプリを活用しながら歩いてください。


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