水口宿〜石部宿|近江路の松並木を歩く東海道区間ガイド(13km)

区間ガイド

水口宿から石部宿は、東海道50番目の宿場から51番目の宿場へと続く13kmの区間です。近江平野の丘陵地帯を横切り、横田渡(よこたのわたし)跡や旧東海道の松並木を経由して石部宿に至ります。全体的に緩やかな起伏のある区間で、のどかな近江路の風景が続きます。京都まであと2宿。東海道歩きの最終盤を実感する区間です。本記事では補給・トイレ・見どころなど、実際に歩く方のための実用情報をお伝えします。

この区間を歩いた方、最新の補給・トイレ情報やルート変更の情報をコメント欄で教えていただけると助かります。

本記事は実際に徒歩で通過した際の情報や作成時点での最新情報をもとに作成しています。本記事は区間内の実在情報のみを精査して掲載しています。


基本データ

項目内容
区間水口宿 → 石部宿
距離13.0km(確定値)
所要時間約2.6時間(時速5km換算)
難易度★★☆☆☆
最終確認日2026年7月

ルート概要

水口宿の西端を出発し、旧東海道を西に進みます。

水口の市街地を出ると丘陵地帯に入り、北脇縄手(きたわきなわて)と呼ばれる一直線の道を進みます。

約4km地点で横田渡跡(野洲川の渡河地点)を通過します。

約6km地点の泉付近を通過し、緩やかな丘を越えていきます。

約9km地点の三雲(みくも)を過ぎると旧東海道の松並木が残る区間に入ります。

松並木を抜けると石部宿の東端に到着します。


見どころ

■ 横田渡跡・常夜燈(約4km地点)
野洲川を渡る渡船場の跡です。
大きな常夜燈が残されており、東海道の渡河ポイントであったことを示しています。
江戸時代には渡船で野洲川を渡っていました。
現在は橋で渡りますが、常夜燈は見ごたえがあります。

■ 旧東海道松並木(約9〜11km地点)
三雲〜石部間に旧東海道の松並木が比較的よく残っている区間があります。
往時の東海道の雰囲気を感じられる貴重な場所です。
木陰を歩ける区間もあり、暑い時期にはありがたいです。

■ 近江路の田園・丘陵風景(全区間)
近江平野の穏やかな丘陵地帯を歩きます。
田園と集落が交互に現れ、近江路らしいのどかな景観が続きます。


歩くための実用情報


補給ポイント(コンビニ・自販機)

■ 水口宿〜横田渡(0〜4km地点)
水口市街地を出ると田園地帯に入り、コンビニは減ります。
出発前に水口宿内で補給を済ませてください。

■ 泉付近(約6km地点)
集落内に自販機がある場合があります。

■ 三雲付近(約9km地点)
JR三雲駅周辺にコンビニがあります。
区間後半の補給ポイントとして利用できます。

■ 石部宿手前(12〜13km地点)
石部市街地に入るとコンビニが出現します。

▶ 補給戦略:水口宿で出発前補給を済ませ、三雲(約9km地点)で中間補給してください。
13kmの区間のため水1Lを携帯していれば安心です。


トイレ情報

■ 横田渡跡付近(約4km地点)
渡し跡の公園にトイレがある場合があります。

■ JR三雲駅(約9km地点)
駅にトイレがあります。

■ コンビニ(三雲〜石部エリア)
後半はコンビニでのトイレ利用が可能です。

▶ トイレ戦略:前半4kmはトイレが限られます。水口宿で済ませてください。
中間の横田渡跡、後半のJR三雲駅で利用可能です。


休憩スポット

【横田渡跡(約4km地点)】
常夜燈のある広場で短時間の休憩が取れます。
区間の序盤の休憩ポイントとして利用できます。

【JR三雲駅付近(約9km地点)】
駅のベンチで座って休憩できます。
区間後半の休憩に最適です。コンビニも近くにあります。

【松並木区間(約9〜11km地点)】
木陰の下で立ち止まって休憩できます。
松並木の風景を楽しみながらの休憩は心地よいです。


高低差

この区間は緩やかな起伏があります。

・水口宿〜横田渡(0〜4km):緩い下り(標高150m → 130m)
・横田渡〜泉(4〜6km):緩い上り(標高130m → 160m)
・泉〜三雲(6〜9km):緩い下り(標高160m → 130m)
・三雲〜石部宿(9〜13km):ほぼ平坦(標高130m → 140m)

丘陵地帯を越えるため多少の起伏がありますが、急坂はありません。
体力的な負担は小さいです。


道の特徴

【水口宿西端〜横田渡(0〜4km地点)】
水口市街地を出ると北脇縄手と呼ばれる一直線の道に入ります。
田園の中を通る見通しの良い道です。
横田渡で野洲川を橋で渡ります。

【横田渡〜泉(4〜6km地点)】
野洲川を渡ると丘陵地帯に入ります。
緩い上り坂を越えながら集落を通過します。
旧東海道は静かな道が続きます。

【泉〜三雲(6〜9km地点)】
丘を越えて三雲方面に下っていきます。
JR草津線の三雲駅付近を通過します。
この辺りから松並木が現れ始めます。

【三雲〜石部宿(9〜13km地点)】
旧東海道の松並木が残る区間です。
東海道らしい風景の中を石部宿に向かいます。
車通行は少なく安全な区間です。


宿泊ポイント

【石部宿エリア(ゴール地点)】
石部は小さな町のため宿泊施設は限られます。
JR石部駅周辺に旅館がある場合があります。

【草津方面(電車で移動)】
JR草津線で草津駅に出ればビジネスホテルが豊富です。

▶ 宿泊戦略:石部宿で宿泊施設が見つからない場合は、
JR石部駅からJR草津線で草津駅まで移動し、草津泊が現実的です。
翌日は草津宿から歩きを再開できます。


注意・危険区間

【国道1号との交差(全区間随所)】
旧東海道と国道1号が交差する箇所が複数あります。
国道を横断する際は車に十分注意してください。

【丘陵地帯の旧東海道(4〜6km地点)】
丘陵地帯で旧東海道のルートが分かりにくい箇所がある場合があります。
道標や地図アプリで確認しながら進んでください。

【夏場の暑さ(全区間)】
田園地帯は日陰が少ない区間があります。
13kmの距離があるため、帽子・日焼け止め・こまめな水分補給を忘れずに。
松並木区間に入るまでは日差しを遮るものが少ないです。


区間評価

項目評価コメント
総合難易度★★☆☆☆13kmで緩い起伏。体力的には楽な区間です
補給充実度★★★☆☆前半は手薄。三雲〜石部エリアで回復します
トイレ安心度★★★☆☆横田渡跡・三雲駅・コンビニで利用可能です
歩道安全性★★★★☆旧東海道中心で静か。国道横断に注意
ナビの分かりやすさ★★★☆☆丘陵地帯で迷いやすい箇所あり。道標を確認してください
景観★★★★☆横田渡跡・松並木・近江路の田園風景。穏やかで美しいです
疲労度★★★☆☆13kmで緩い起伏。後半にやや疲れが出ます
高低差★★☆☆☆丘陵の緩い起伏のみ。急坂はありません

実際に歩いた管理人のひとこと

水口宿を出ると「近江路を歩いている」という実感が深まります。

横田渡の常夜燈は見事です。
野洲川を渡る大きな常夜燈。かつてここに渡船があった。
東海道は川を渡る旅でもあったことを改めて思い出します。

丘陵地帯を越える区間は地味ですが、近江の豊かさを感じます。
広い田んぼ、整った集落、穏やかな空気。
伊勢路の工業地帯とも、鈴鹿峠の山道とも違う、「近江」の風景です。

三雲から石部にかけての松並木は「東海道を歩いている」実感を与えてくれます。
松の木陰を歩きながら、「あと少しで京都だ」と思うと感慨深い。

石部宿は「京立ち石部泊まり」で知られた宿場です。
京都から東に出発した旅人が最初に泊まる宿場が石部だった。
逆に言えば、東から歩いてきた自分は「京都の手前まで来た」ということ。
あと2宿。草津、大津、そして三条大橋です。


まとめ

水口宿〜石部宿は13kmの区間で、横田渡跡と松並木を経由して近江路の丘陵地帯を越えます。

緩やかな起伏のある穏やかな区間で、体力的な負担は小さいです。

水口宿で補給を済ませ、三雲(約9km地点)で中間補給してください。
石部宿に到着すれば、京都まであと2宿です。


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