明日、中山道最大の難所・和田峠(22km・標高差800m・補給ゼロ)を越えます。その前夜に泊まる宿場が和田宿です。
和田宿は中山道第28宿。和田峠の登り口に位置する小さな宿場で、江戸時代の旅人もここで一泊し、翌朝峠に挑みました。現在は静かな集落ですが、峠越えに必要な「最後の準備」ができる場所として、中山道ウォーカーにとって重要な拠点です。
この記事では、和田峠越えに備えて和田宿で何を準備すべきか、どこに泊まるか、翌朝どう出発するかをまとめます。
和田宿の基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 宿場番号 | 中山道第28宿 |
| 所在地 | 長野県小県郡長和町和田 |
| 日本橋からの距離 | 約199km |
| 本陣 | 1軒 |
| 旅籠 | 28軒 |
| 特徴 | 和田峠の登り口・峠越え前の最終準備地 |
| 最終確認日 | 2026年7月 |
和田峠に備えて——前夜の準備チェックリスト

和田宿に着いたら、翌日の峠越えに向けて以下を確認してください。
水分:最低1.5L、夏場は2L以上を準備。和田宿の自販機で購入可能
食料:行動食+昼食分(おにぎり3〜4個相当)。22km・7〜8時間分のカロリー
装備確認:靴の状態・雨具・熊鈴・ヘッドライト(万が一の日没対策)
天気予報:翌日の天候を確認。悪天候なら延期を検討
体調:十分な睡眠を取る。脚に違和感があれば無理をしない
翌朝の出発時刻:6時台を推奨。22kmに7〜8時間かかるため、午後2時頃に下諏訪に着くには早朝出発が必須です。
和田宿の歴史と見どころ

和田宿は江戸時代、和田峠越えを控えた旅人で賑わった宿場です。旅籠28軒は峠越え前の最後の宿泊地としての需要を反映しています。現在は静かな農村集落ですが、本陣跡(かわちや)が資料館として公開されており、宿場の歴史を学べます。江戸時代には和田峠の難所を控え、旅人が一泊する需要が高く28軒もの旅籠が営業していました。冬場は積雪のため峠越えが数日間不可能になることもあり、足止めされた旅人で溢れることもあったと伝わっています。
・和田宿本陣(かわちや)— 復元された本陣建物。見学可能
・歴史の道資料館— 和田宿と和田峠の歴史を展示
・旅籠跡の町並み— 宿場の面影が残る家屋がいくつか現存
・男女倉(おめぐら)口— 和田峠旧道の入口。翌朝ここから峠道に入る
補給・トイレ
和田宿は小さな集落のため、補給の選択肢は限られます。
補給:宿場内に自販機あり。コンビニはない。食料は前の長久保宿またはさらに手前の上田市内で購入しておくこと
トイレ:歴史の道資料館付近に公衆トイレ
食事:宿泊先で夕食を取るのが確実。周辺に飲食店はほぼない
重要:和田宿から先、下諏訪宿まで22km補給は一切ありません。水・食料は和田宿で完全に揃えてください。
アクセス・最寄り駅
最寄り:和田バス停(長和町巡回バス)— 上田駅から約1時間。本数が少ないため事前確認必須
車の場合:和田宿周辺に駐車可能
前の宿場から:長久保宿から和田宿まで約8km(約2時間)
エスケープ:和田宿からバスで上田方面に戻ることは可能(本数少)。和田峠に入る前の最後の離脱ポイントです。
宿泊情報
和田宿には宿泊施設が限られています。必ず事前予約してください。
・民宿みや(和田宿内)— 中山道ウォーカー御用達の民宿
・和田宿周辺の民宿数軒(要電話確認)
・予約が取れない場合は長久保宿方面に戻るか、長門牧場方面のペンションを検討
和田宿に前泊できるかどうかで、翌日の和田峠越えの成否が決まります。早めの計画と予約を強くおすすめします。なお、和田宿は標高約820mにあるため、夏でも朝晩は涼しいです。峠越え当日の朝は気温が低いことを想定して、出発時の服装を考えておいてください。
管理人のひとこと
和田宿に泊まった夜、明日の和田峠のことを考えて少し緊張していました。22km、標高差800m、補給ゼロ。地図を見ながら「本当に歩けるのか」と不安になる。
でも宿のご主人に「朝6時に出れば大丈夫ですよ」と言われて少し安心しました。リュックの中身を確認し、水を2L準備し、早めに寝ました。翌朝、静かな宿場を出発するとき「行くぞ」という覚悟が固まっていました。和田宿はそういう場所です。覚悟を決める宿場。
まとめ
和田宿は和田峠22kmに挑む前夜の拠点です。補給が限られるため食料・水は事前に準備し、宿泊は必ず予約。翌朝6時台に出発するためにここで万全の態勢を整えてください。中山道最大の難所は、この宿場での準備が全てを決めます。静かな夜に翌日のルートを確認し、早く寝て、朝日の中を出発する。その一連の体験が和田峠越えの第一歩です。
関連リンク
・次の区間:和田宿〜下諏訪宿(和田峠越え22km)

・前の区間:長久保宿〜和田宿



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