板橋宿〜蕨宿|中山道を実際に歩く区間ガイド(9km・補給・注意点)

中山道

板橋宿から蕨宿は、中山道第1宿から第2宿へと向かう9kmの区間です。板橋宿を出て志村坂上・清水坂を越え、荒川(戸田橋)を渡って埼玉県に入り、蕨宿に至ります。前半は志村の坂道で高低差がありますが、荒川を越えた後は完全に平坦です。補給は板橋区側に集中しており、荒川を渡った後は蕨宿到着まで選択肢が減ります。本記事では補給・トイレ・見どころなど、実際に歩く方のための実用情報をお伝えします。

この区間を歩いた方、最新の補給・トイレ情報やルート変更の情報をコメント欄で教えていただけると助かります。

本記事は実際に徒歩で通過した際の情報や作成時点での最新情報をもとに作成しています。本記事は区間内の実在情報のみを精査して掲載しています。


基本データ

項目内容
区間板橋宿 → 蕨宿
距離9.0km(確定値)
所要時間約1.8時間(時速5km換算)
難易度★★☆☆☆
最終確認日2026年7月

ルート概要

板橋宿(上宿・縁切榎付近)を出発し、旧中山道を北へ進みます。志村坂上付近で清水坂を下り、新河岸川を渡ります。その後、戸田橋で荒川を越えると埼玉県戸田市に入ります。戸田市内の住宅街を抜け、蕨市に入ると蕨宿の入口に到着します。前半(0〜4km)は坂道と市街地、後半(4〜9km)は荒川越えからの平坦な住宅街歩きです。旧中山道は国道17号とほぼ並走しますが、一部旧道に入る区間があるため地図の確認が必要です。


見どころ

■ 志村一里塚(約2km地点)
国指定史跡の一里塚で、中山道に現存する数少ない一里塚のひとつです。
日本橋から2里目にあたり、塚の上に榎が残っています。
旧中山道沿いにあり、歩きながら確認できます。

■ 清水坂(約2.5km地点)
志村坂上から下る急坂で、中山道の難所のひとつとして知られていました。
現在は舗装された坂道ですが、往時の旅人の苦労を偲ばせます。
坂の途中に清水坂の碑があります。

■ 戸田の渡し跡(約4.5km地点)
江戸時代、荒川には橋がなく渡し船で渡っていました。
現在は戸田橋を歩いて渡りますが、橋の手前に渡し場跡の説明板があります。
荒川の広大な河川敷を見渡せるポイントです。


歩くための実用情報


補給ポイント(コンビニ・自販機)

この区間は前半(板橋区側)で補給を済ませるのが重要です。

【板橋区・志村エリア(0〜3km地点)】
セブンイレブン板橋志村坂上店(約1.5km地点、旧街道から徒歩1分)が利用しやすいです。
志村坂上駅周辺にコンビニ・ドラッグストアが複数あります。

【荒川付近(3〜5km地点)】
戸田橋を渡る前後は補給ポイントが少なくなります。
橋の手前(板橋側)で必ず補給を済ませてください。

【戸田市〜蕨市(5〜9km地点)】
ファミリーマート戸田笹目店(約6km地点)が利用できます。
蕨宿に近づくとコンビニが再び増えてきます。

▶ 補給戦略:荒川を越える前(志村エリア)で水分・食料を確保しておくことが重要です。


トイレ情報

【志村坂上駅付近(約1.5km地点)】
駅構内・コンビニのトイレが利用可能です。

【戸田橋付近(約4.5km地点)】
荒川河川敷の公園に公衆トイレがあります。
戸田橋を渡った先の戸田公園付近にもトイレがあります。

【戸田市〜蕨市(5〜9km地点)】
コンビニのトイレを利用する形になります。

▶ トイレ戦略:志村坂上で1回、荒川河川敷で1回が基本パターンです。


休憩スポット

【志村一里塚付近(約2km地点)】
一里塚の脇に小さなスペースがあり、短時間の立ち止まり休憩が可能です。

【荒川河川敷(約4〜5km地点)】
戸田橋手前の河川敷には広い公園があり、ベンチが設置されています。
荒川の風景を眺めながらしっかり休憩できるポイントです。
この区間の中間地点として、ここでの休憩をおすすめします。

【蕨市内(約8km地点)】
蕨宿に入る手前の公園にベンチがあります。


高低差

この区間で最も注意すべきは志村の坂です。

・板橋宿〜志村坂上:緩やかな上り(標高20m→30m)
・清水坂:急な下り坂(標高30m→5m、約500mの間に25m下る)
・荒川河川敷〜蕨宿:完全に平坦(標高3〜5m)

清水坂の下りは膝への負担があるため、ペースを落として歩くことをおすすめします。
全体としては下り基調で、前半を越えれば後半は楽に歩けます。


道の特徴

【板橋宿〜志村坂上(0〜2km地点)】
旧中山道沿いの住宅街を歩きます。
歩道は狭い箇所がありますが、車の通行量は比較的少ないです。

【清水坂〜戸田橋(2〜5km地点)】
清水坂を下った後、国道17号沿いを歩く区間があります。
戸田橋は歩道が整備されていますが、大型車の通行が多く騒音があります。
橋上は風が強い日があるため注意してください。

【戸田市〜蕨宿(5〜9km地点)】
旧中山道が住宅街の中を通る静かな区間です。
道幅は狭いですが車は少なく、歩きやすいです。

▶ 道迷い注意点:清水坂を下った後の国道17号との合流・分岐で迷いやすいです。
地図アプリを確認しながら進んでください。


宿泊ポイント

【荒川手前・高島平エリア(約3km地点)】
高島平周辺にビジネスホテルがいくつかあります。

【戸田公園駅周辺(約5.5km地点)】
JR埼京線・戸田公園駅周辺にビジネスホテルがあります。
区間の中間地点付近のため、翌日に蕨宿方面へ進む場合に利用しやすいです。

▶ 9kmの区間のため日帰り歩行が基本ですが、前後の行程と組み合わせる場合は上記を検討してください。


注意・危険区間

【清水坂の急坂(約2.5km地点)】
下り坂が急で、雨天時は滑りやすいです。
膝への負担もあるため、ゆっくりペースで下ってください。

【戸田橋(約4.5km地点)】
大型車の通行が多く、橋上は風が強くなることがあります。
歩道は確保されていますが、排気ガスと騒音が気になります。
マスクやサングラスがあると快適です。

【国道17号との並走区間(約3〜5km地点)】
交通量が多い区間です。
歩道から車道にはみ出さないよう注意してください。


区間評価

項目評価コメント
総合難易度★★☆☆☆9kmで短く、坂も清水坂のみで全体的に歩きやすいです
補給充実度★★★☆☆前半は充実していますが荒川越え後に選択肢が減ります
トイレ安心度★★★☆☆河川敷の公衆トイレとコンビニで対応可能です
歩道安全性★★★☆☆戸田橋と国道17号沿いで車に注意が必要です
ナビの分かりやすさ★★★☆☆清水坂後の分岐で地図確認が必要です
景観★★★☆☆荒川河川敷の開放感と志村一里塚が見どころです
疲労度★★☆☆☆9kmと短く、後半は平坦で疲労は少ないです
高低差★★★☆☆清水坂の急な下りがありますが、それ以外は平坦です

実際に歩いた管理人のひとこと

この区間のハイライトは荒川越えです。

江戸時代は渡し船で越えていた荒川を、現代は戸田橋で歩いて渡ります。
橋の上から見る荒川の広さに「東京を出たんだな」という実感が湧いてきます。

清水坂は思ったより急で、下りきった後に少し膝が気になりました。
志村一里塚は国の史跡だけあってしっかり残っており、一見の価値ありです。

荒川を渡った後の住宅街は単調ですが、蕨宿が近づくと旧街道の面影が出てきて気分が上がります。


まとめ

板橋宿〜蕨宿は9kmの区間で、中山道で最初に「東京を出る」体験ができる区間です。

志村一里塚・清水坂・荒川越えと見どころが前半に集中しており、
後半は平坦な住宅街歩きで蕨宿へ到着します。

補給は荒川を越える前に済ませておくことが重要です。
次の蕨宿〜浦和宿に備えて、蕨宿でしっかり態勢を整えてください。


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