坂本宿とは?碓氷峠の登り口に佇む中山道屈指の美しい宿場を解説

中山道

坂本宿は中山道六十九次の第17宿で、日本橋から約128.5kmの位置にあります。群馬県安中市松井田町坂本に位置し、碓氷峠の登り口にある宿場です。本陣2軒・旅籠40軒を擁し、碓氷峠越えに挑む旅人が前泊する最後の宿場として大いに賑わいました。

現在も宿場全体の町並みがよく残っており、中山道歩きの中でも屈指の美しい宿場です。

本記事では、坂本宿を実際に徒歩で通過する方のための実用情報をお伝えします。

この宿場を歩いた方、最新の補給・トイレ情報や気づいたことをコメント欄で教えていただけると助かります。

本記事は実際に徒歩で通過した際の情報や作成時点での最新情報をもとに作成しています。本記事は宿場町エリア内の実在情報のみを精査して掲載しています。


基本情報

項目内容
宿名坂本宿
所在地群馬県安中市松井田町坂本
宿場番号第17宿
日本橋からの距離128.5km
次の宿場軽井沢宿
本陣2軒
旅籠40軒
徒歩での特徴山間型・碓氷峠の登り口・宿場全体の面影が残る・補給は自販機のみ
最終確認日2026年7月

歴史・背景

坂本宿は中山道の第17宿として整備されました。碓氷峠の東側の登り口に位置し、峠越えを控えた旅人の前泊地として重要な宿場でした。

本陣2軒・脇本陣4軒・旅籠40軒を数え、宿場の長さは約400mです。碓氷峠は中山道最大の難所であったため、ほぼ全ての旅人がここで一泊して翌朝峠越えに挑みました。そのため宿場の規模に対して旅籠数が多いのが特徴です。

現在は過疎化が進んでいますが、宿場時代の町並み・石垣・水路がよく保存されており、往時の面影を色濃く残しています。


特徴・見どころ

■ 坂本宿の町並み全体
約400mにわたる宿場全体の町並みが保存されています。
石垣・水路・古い家屋が連なり、中山道歩きで最も美しい宿場の一つです。
歩きながら江戸時代の宿場の規模感を実感できます。

■ 坂本宿本陣跡
2軒の本陣跡に碑と説明板があります。
宿場の中心であった場所を確認できます。

■ 上の木戸跡・下の木戸跡
宿場の入口と出口に設けられた木戸の跡です。
宿場の範囲がはっきりと分かるスポットです。

■ 碓氷峠への登り口
坂本宿の西端が碓氷峠の旧中山道登山口です。
ここから本格的な峠道が始まります。


歩く人向け実用情報


コンビニ・補給情報

坂本宿にはコンビニ・スーパーはありません。

【坂本宿内】
自販機が数カ所あります。水分の補給は可能です。
食料の購入はできません。

▶ 補給戦略(最重要):
松井田または横川で食料・水分を全て確保してから来てください。
碓氷峠越え(坂本→軽井沢、約11km)分の水分・食料も含めて
ここまでに持っている必要があります。
水分は碓氷峠越え分を含めて最低1.5L、できれば2L推奨。


トイレ情報

【坂本宿内の公衆トイレ】
宿場内に公衆トイレがあります。

【宿泊施設】
宿泊する場合は施設内のトイレが利用できます。

▶ トイレ戦略:碓氷峠の登りではトイレがほぼありません。
坂本宿で必ず済ませてから峠越えに入ってください。


休憩スポット

【坂本宿内のベンチ】
宿場内にベンチが設置されている箇所があります。
美しい宿場の町並みを眺めながら休憩できます。

【宿泊施設】
前泊する場合はゆっくり休息できます。

▶ 碓氷峠越え前の最後の休憩地です。しっかり休んでください。


飲食・補給ポイント

【坂本宿内】
飲食店はほぼありません。
宿泊施設で食事が提供される場合があります(要事前確認)。

▶ 食事戦略:横川駅の峠の釜めし(おぎのや)で食事するか、
コンビニで購入した食料を持参してください。
坂本宿での食事は宿泊施設に頼る形になります。


宿泊ポイント

【坂本宿内】
旅館・民宿が数軒あります。
かつての旅籠の面影を残す宿もあり、中山道歩きの雰囲気を楽しめます。

▶ 宿泊戦略(強く推奨):
碓氷峠越えを翌日に控える場合は坂本宿で前泊してください。
早朝出発が峠越えの鉄則です。
宿泊施設は少ないため、必ず事前予約してください。


注意ポイント(徒歩視点)

【コンビニ・商店なし(最重要)】
坂本宿にはコンビニ・スーパー・商店がありません。
食料・水分は事前に全て確保してきてください。
自販機はありますが品切れの可能性もあります。

【碓氷峠越えの準備】
坂本宿の西端から碓氷峠の旧道が始まります。
峠越え(坂本→軽井沢)は約11km、標高差約700mの本格的な山岳行程です。
・水分:1.5〜2L
・行動食:おにぎり・パン・エネルギーバーなど
・雨具:山の天候は急変します
・歩きやすい靴:登山靴推奨
・地図・GPS:旧道は分かりにくい箇所があります

【早朝出発】
碓氷峠越えは早朝(5〜6時台)に出発することを強く推奨します。
午後になると天候が崩れやすく、日没のリスクもあります。

【悪天候時の判断】
雨天・強風時の碓氷峠越えは危険です。
天候が悪い場合は延期を検討してください。


歩きやすさ評価

項目評価コメント
総合難易度★★☆☆☆宿場エリア自体は平坦で問題ありません
補給充実度★☆☆☆☆コンビニなし。自販機のみです
トイレ安心度★★☆☆☆公衆トイレはありますが選択肢は少ない
歩道安全性★★★★★車通りが非常に少なく安全です
ナビの分かりやすさ★★★★★宿場は一本道で全く迷いません
景観★★★★★宿場全体の保存状態が素晴らしいです
疲労度★☆☆☆☆宿場エリアは約400mで疲労はありません
高低差★★☆☆☆宿場内は緩やかな傾斜です

実際に歩いた管理人のひとこと

坂本宿は中山道歩きで最も感動した宿場の一つです。

宿場に入った瞬間、時間が止まったような静寂と
石垣・水路・古い家屋が織りなす美しい景観に息を呑みました。
「これが本当の宿場町だ」と実感した場所です。

翌朝、まだ薄暗い中を碓氷峠に向かって歩き始めたとき、
江戸時代の旅人と同じ気持ちだったと思います。

坂本宿は必ず前泊して、静かな夜と朝を味わってください。
そして翌朝、碓氷峠へ。中山道歩き最大のハイライトが待っています。


まとめ

坂本宿は中山道第17宿で、碓氷峠の登り口に位置する美しい宿場です。

宿場全体の保存状態が素晴らしく、中山道歩きの醍醐味を味わえます。
コンビニはないため事前の補給が必須。碓氷峠越えに向けて万全の準備を整えてください。


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