「五街道を歩いてみたいけど、何日もまとまった休みは取れない」。そんな方に向けて、各街道から日帰りで歩けるおすすめ区間をピックアップしました。
選定基準は3つ。「駅から歩き始められる」「駅で歩き終われる」「距離が15km以内」です。どの区間も実際に管理人が歩いた経験をもとに選んでいます。
東海道の日帰りおすすめ区間
品川宿〜川崎宿(10km)
東海道を歩き始めるなら、まずここからです。JR品川駅を出て旧東海道に入り、六郷橋を渡って川崎宿まで。ほぼ平坦で補給ポイントも豊富。初めての街道歩きに最適です。
見どころ:鈴ヶ森刑場跡、旧東海道品川宿の商店街、六郷の渡し跡。
アクセス:品川駅(JR/京急)→ 京急川崎駅
由比宿〜興津宿(12km・薩埵峠越え)
東海道屈指の絶景区間。薩埵峠から駿河湾越しに富士山を望む眺望は、歌川広重の浮世絵で有名です。峠部分は標高差100m程度で、健脚でなくても問題ありません。
見どころ:薩埵峠展望台、由比本陣跡、興津清見寺。
アクセス:由比駅(JR東海道線)→ 興津駅(JR東海道線)

中山道の日帰りおすすめ区間
日本橋〜板橋宿(10km)
中山道の起点から最初の宿場まで。都心を歩くので補給には一切困りません。神田明神、東大赤門、巣鴨地蔵通りなど、都市の中に旧街道の面影を探す散策です。
見どころ:日本橋道路元標、神田明神、巣鴨地蔵通り商店街、板橋宿本陣跡。
アクセス:日本橋駅(東京メトロ)→ 板橋駅(JR埼京線)

妻籠宿〜馬籠宿(8km・馬籠峠越え)
中山道で最も有名な区間です。妻籠の江戸時代の町並みから馬籠峠を越えて馬籠宿へ。石畳と檜林の中を歩く、木曽路のハイライトです。距離8kmと短いため、ゆっくり歩いても3時間で到着します。
見どころ:妻籠宿の町並み、男滝女滝、馬籠峠の石畳、馬籠宿の坂の町並み。
アクセス:南木曽駅(JR中央本線)→バスで妻籠 / 馬籠→バスで中津川駅

奈良井宿〜薮原宿(6km・鳥居峠越え)
重要伝統的建造物群保存地区の奈良井宿から、鳥居峠を越えて薮原宿へ。峠部分は標高差約200mですが距離が短いため、ゆったり半日で歩けます。奈良井宿の町並みをゆっくり楽しんでから出発するのがおすすめです。
見どころ:奈良井宿の出桁造り、鳥居峠の丸山公園、御嶽遥拝所。
アクセス:奈良井駅(JR中央本線)→ 薮原駅(JR中央本線)

甲州街道の日帰りおすすめ区間
日野宿〜八王子宿(8km)
日野宿は新選組の土方歳三ゆかりの地。日野宿本陣(都内唯一現存する本陣建築)を見てから八王子方面へ歩きます。平坦で歩道も整備されており、初心者でも安心です。
見どころ:日野宿本陣、新選組のふるさと歴史館、八王子千人同心。
アクセス:日野駅(JR中央線)→ 八王子駅(JR中央線)
日光街道の日帰りおすすめ区間
千住宿〜草加宿(10km)
千住宿は松尾芭蕉が「奥の細道」の旅を始めた場所です。千住大橋を渡って北へ向かうと、草加松原(日本の道100選)の松並木に出会えます。平坦で歩道も整備されており、季節を問わず歩きやすい区間です。
見どころ:千住大橋(芭蕉旅立ちの地)、草加松原の松並木、草加せんべい。
アクセス:北千住駅(各線)→ 草加駅(東武スカイツリーライン)
奥州街道の日帰りおすすめ区間
宇都宮宿〜白沢宿(12km)
奥州街道の起点・宇都宮から北へ向かう最初の区間です。宇都宮の市街地を抜けると、田園風景の中を旧道が真っすぐ伸びます。白沢宿には宿場の面影を残す町並みが残っています。
見どころ:宇都宮城址公園、奥州街道追分、白沢宿の町並み。
アクセス:宇都宮駅(JR/東武)→ バスまたはタクシーで白沢宿
日帰り歩きのコツ
日帰りで街道を歩くときのポイントをまとめます。
・距離は15km以内に抑える(慣れないうちは10km以下が安心)
・ゴール地点の最終電車・バスの時刻を事前に確認する
・昼食場所を事前に決めておく(旧道沿いは飲食店が少ない区間がある)
・歩き始めは朝9時台が目安。午後スタートだと暗くなるリスクがある
・雨天時は無理をしない。石畳や峠道は滑りやすい
街道歩きは「今日はここまで」と途中でやめても、次回その地点から再開できます。無理に目標距離を達成しようとせず、楽しめるペースで歩いてください。
まとめ
五街道はどの街道にも、日帰りで歩ける魅力的な区間があります。まずは片道10km以内の区間で「旧街道を歩く」体験をしてみてください。一度歩くと、次の区間が気になって止まらなくなるはずです。
各区間の詳細な補給・トイレ・注意点は、個別の区間ガイド記事で確認できます。
東海道の区間一覧
中山道の区間一覧
甲州街道の区間一覧
日光街道の区間一覧
奥州街道の区間一覧
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