神奈川宿〜保土ヶ谷宿|東海道を実際に歩く区間ガイド(約4.9km・市街地中心で歩きやすい)

神奈川宿〜保土ヶ谷宿を歩く 区間ガイド
神奈川宿〜保土ヶ谷宿を歩く

神奈川宿〜保土ヶ谷宿は、東海道五十三次の3番目から4番目へ進む区間で、現在の横浜市中心部西側を抜けて保土ヶ谷方面へ向かうルートです。歴史的には、西区エリアの旧東海道は神奈川宿から海沿いに保土ヶ谷宿へ通じていました。

宿場間の距離は約4.9kmで、東海道の中では短めです。保土ヶ谷宿の管轄は芝生村追分から境木地蔵まで約5kmとされ、神奈川宿から保土ヶ谷宿へ入るこの区間は、次区間の戸塚宿方面と違って「長い坂越え」が主役ではありません。

この記事では、神奈川宿〜保土ヶ谷宿を徒歩で歩く人向けに、ルートの特徴、補給・トイレ事情、迷いやすい点を実用目線で整理します。


基本データ

項目内容
区間神奈川宿 → 保土ヶ谷宿
距離約4.9km
所要時間約0時間59分(時速5km換算)
難易度★☆☆☆☆

ルート概要

・都市型区間
・横浜市街地を抜ける短距離ルート
・全体としては初心者向け

神奈川宿〜保土ヶ谷宿は、東海道五十三次の宿場間でも短い部類です。保土ヶ谷宿は江戸から約33km地点の4番目の宿場で、歴史的には芝生村追分から境木地蔵までがその管轄でした。

徒歩目線では、「距離が短く、補給も入れやすい市街地区間」です。体力的な厳しさよりも、横浜駅周辺の市街地で旧東海道の取り方を外さないことの方が重要です。なお、西区の案内マップでは北側ルートは急な坂を含み、南側ルートは全体的に平坦とされています。通しで歩くなら、無理に高台側へ振れず、平坦寄りの流れを意識した方が歩きやすいです。


見どころ

・神奈川宿から横浜市街地へ切り替わる景観
・旧東海道の痕跡が点在する西区エリア
・天王町駅前公園付近の旧帷子橋ゆかりの地点
・保土ヶ谷宿の宿場町エリア

この区間の面白さは、宿場町の名残だけでなく、「歴史の道が大都市の中にどう残っているか」を体感できる点です。西区の資料でも、神奈川宿から保土ヶ谷宿へ通じた旧東海道や、袖ケ浦と呼ばれた入江の変化が紹介されています。

保土ヶ谷側に入ると、帷子橋が宿場を象徴する風景だったことが分かります。現在は河川改修で位置が変わっていますが、旧帷子橋は現在の天王町駅前公園の場所に架かっていたと横浜市が案内しています。

また、保土ヶ谷宿は1648年ごろにルート変更があり、現在の天王町駅前から国道1号を通って元町橋へ出る道が整備されました。歩きながら「宿場が途中で動いた」ことを意識すると、街並みの見え方が変わります。


歩くための実用情報


補給ポイント(コンビニ・自販機)

・現代の市街地歩きなので、補給はかなりしやすい区間
・体感では徒歩5〜10分前後、約400〜800mごとに何かしら見つけやすい
・補給が完全に途切れる区間はほぼない

この区間は横浜中心部西側〜天王町〜保土ヶ谷寄りの市街地を通るため、飲み物を切らして困るタイプの区間ではありません


距離が短いので食料を大量に持つ必要はありませんが、夏場は出発時点で1本、途中で1本を目安にすると安心です。


トイレ情報

・駅周辺で使いやすい
・コンビニ依存だけでも何とかなる
・短距離なので神経質になる必要は薄い

トイレは、出発前に神奈川宿側で済ませるのが基本です。
そのうえで、途中は駅周辺やコンビニで対応し、天王町〜保土ヶ谷側で再度確保する流れが使いやすいです。

この区間は約1時間規模なので、前半で済ませておけば大きく困りにくいです。


休憩スポット

・駅前広場、公園、小休止できる場所は比較的見つけやすい
・ベンチは“探せばある”が、観光地のように連続してはない
・しっかり座るなら公園系が無難

短距離なので長い休憩は不要ですが、横浜駅周辺を抜けた後に一度小休止すると歩きやすいです。
保土ヶ谷側では天王町駅前公園周辺が目印になりやすく、歩行の区切りもつけやすいです。旧帷子橋の位置とも関係する場所なので、休みながら歴史も拾えます。


高低差・坂の特徴

・大きな難所坂はなし
・全体としては平坦寄り

目立った坂道もなく、歩きやすい地形です。


道の特徴

・市街地歩道中心
・車通りは多いが歩きやすい箇所が多い
・難しいのは“道の細さ”より“旧東海道の追い方”

この区間は、体力よりもナビ精度が大事です。
歴史的にも保土ヶ谷宿周辺ではルート変更があり、現在の街並みと旧東海道が完全に一直線で一致するわけではありません。

そのため、Googleマップだけで雑に進むより、旧東海道の案内板・宿場資料・事前に作った地図を見ながら進む方が満足度が高いです。特に横浜駅周辺では道路・鉄道・大きな交差点が多く、1本ずれると旧道感が薄れます。


宿泊ポイント

・横浜駅周辺にホテルが非常に多い
・保土ヶ谷駅周辺でも最低限は確保しやすい
・学生・節約歩きなら横浜駅周辺が有利

この区間自体は短いので、ここだけで宿泊を考えるより、横浜駅周辺を前後泊の拠点にするのが現実的です。
料金相場は日によって大きく変わりますが、ビジネスホテル帯が取りやすく、ネットカフェ系も横浜駅周辺の方が選択肢を持ちやすいです。

お金を抑えたい街道歩きなら、神奈川宿〜保土ヶ谷宿は一気に抜けて、宿は横浜駅周辺まで戻って探すのがやりやすいです。


注意・危険区間

・大きな交差点
・夜は「危険」より「歩きにくい」

危険区間という意味では、この区間は東海道の中でも重くありません。

また、夜に歩くと旧東海道を追う面白さがかなり落ちます。歴史スポットの見落としが増えるので、できれば日中歩きがおすすめです。


区間評価

項目評価コメント
総合難易度★☆☆☆☆約4.9kmと短く、長い坂の難所もないので歩きやすい。
補給充実度★★★★★横浜市街地を通るため補給は非常に入れやすく、体感では400〜800m前後で何かしら見つけやすい。
トイレ安心度★★★★☆駅・コンビニ依存で十分回せる区間。出発前と後半駅周辺で押さえれば安心。
歩道安全性★★★★☆市街地歩道中心で致命的な危険は少ないが、横浜駅周辺の大交差点は注意。
ナビの分かりやすさ★★★☆☆一本道ではなく、市街地の中で旧東海道を外しやすい。歴史ルート変更の背景もある。
景観★★★☆☆宿場町の連続感より、都市の中に残る旧道を拾う面白さが強い。
疲労度★☆☆☆☆1時間規模で体力負担は軽い。疲れより信号待ちの方が気になる。
高低差★☆☆☆☆フラットな都市歩き。

実際に歩いた管理人のひとこと

この区間は、脚よりもナビの集中力を使う区間という印象です。
「横浜の街歩きだから楽」と思っていると、旧東海道感の薄い道に流れてしまいやすいです。

疲れる場所は坂ではなく、むしろ横浜駅周辺の人混みと信号待ちです。
補給は困らないので、無理に早め早めで買い込む必要はありません。
それより、保土ヶ谷宿に入るまで旧道を丁寧に追うことを優先した方が、この区間は満足度が高いです。


街道現地情報募集

街道歩きに役立つ現地情報を募集しています。通行止め・補給・トイレ・危険箇所など、お気づきの情報をお寄せください。


まとめ

神奈川宿〜保土ヶ谷宿は、約4.9kmの短距離で、全体としては初心者でも歩きやすい区間です。宿場間としては短く、本格的な難所はまだ出てきません

ポイントは、
「補給やトイレには困りにくいが、旧東海道の追い方は雑にしない」
この一点です。

初めて東海道歩きをする人にも向いていますが、観光地感覚ではなく、地図を見ながら丁寧に旧道を拾うと、この区間の面白さがよく分かります。


関連リンク

・出発宿場:神奈川宿

・到着宿場:保土ヶ谷宿

・次の区間:保土ヶ谷宿〜戸塚宿

・東海道の宿場・区間ガイドはこちら👇

東海道の宿場・区間ガイドはこちら

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