戸塚宿〜藤沢宿は、東海道五十三次の中でも神奈川県内に位置する区間で、戸塚(横浜市)から藤沢(藤沢市)へと西に進むルートです。
距離は約8kmと比較的短めですが、終盤に現れる「遊行寺坂」が最大の特徴で、平坦区間から一気に坂へと変化します。市街地中心で補給は豊富な一方、交通量の多い区間も多いのが特徴です。
この記事では、実際に徒歩で歩く人向けに、ルートの特徴・補給ポイント・注意点を具体的な距離感とともに解説します。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区間 | 戸塚宿 → 藤沢宿 |
| 距離 | 約8km |
| 所要時間 | 約1時間36分(時速5km換算) |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
ルート概要
・都市型〜郊外型の中間
・基本は国道1号(旧東海道)沿いを進む
・補給は非常に豊富で初心者でも安心
戸塚駅周辺を抜けるとしばらくは市街地を進み、徐々に郊外的な雰囲気になります。道自体は分かりやすく、迷う要素は少なめ。
ただし、終盤の「遊行寺坂」がこの区間の唯一の難所で、ここだけは体力を使うポイントになります。
初心者でも歩けますが、「最後に坂がある」と意識してペース配分するのが重要です。
見どころ
・柏尾川沿いの開放的な景観
・原宿交差点周辺の東海道らしい道筋
・遊行寺坂と藤沢宿の入口
戸塚を出てすぐの柏尾川周辺は、都市部ながら少し開けた景色になり、歩いていて気持ちが良い区間です。
中盤の原宿交差点付近では、旧東海道の雰囲気が少し残り、道幅やカーブに「街道感」を感じられます。
そして最大の見どころは終盤の遊行寺坂。
約1km弱(徒歩12〜15分)の坂で、一気に藤沢宿へ入っていく“到達感”があります。
歩くための実用情報
補給ポイント(コンビニ・自販機)
・戸塚駅周辺:徒歩0分〜5分圏内に多数
・戸塚〜原宿間:約500m〜1km間隔でコンビニあり(徒歩6〜12分)
・原宿〜遊行寺坂:約1km間隔
・遊行寺坂〜藤沢:約500m間隔
この区間は補給に困ることはほぼありません。
特に前半は密度が高く、500mごと(徒歩6分)に何かしらあります。
ただし重要なのは「坂前補給」。
遊行寺坂の手前(原宿交差点付近、約6km地点)で水分を確保しておくのがベストです。
トイレ情報
・戸塚駅:確実に使える(スタート前に推奨)
・コンビニ:全区間で利用可能
・公衆トイレ:やや少なめ
この区間はコンビニ依存型です。
1km以内に必ずコンビニがあるため困ることはありませんが、公衆トイレは少なめ。
おすすめは
・スタート前(戸塚駅)
・中間のコンビニ(約4〜5km地点)
「坂前に済ませる」が鉄則です。
休憩スポット
・柏尾川沿い:一部ベンチあり(戸塚出てすぐ)
・コンビニ前:実質的な休憩ポイント
・遊行寺周辺:休憩可能
公園は少なめで、「座れる場所」は限定的。
そのため、コンビニ休憩がメインになります。
おすすめは
・中間地点(約4〜5km)で一度休憩
・遊行寺坂前で軽く休む
坂前に休むかどうかで体感難易度が大きく変わります。
高低差・坂の特徴
・前半:約0〜6km → ほぼフラット
・後半:約7〜8km地点 → 遊行寺坂
遊行寺坂は約1km(徒歩12〜15分)続く坂。
勾配は緩め〜中程度ですが、「長さ」があるためじわじわ効きます。
この坂を越えれば藤沢宿なので、最後の踏ん張りどころです。
道の特徴
・基本は国道1号沿いで一本道
・分岐は少なく迷いにくい
・交通量は多い
ナビの難易度は低く、初心者でも安心して歩けます。
ただし注意点は
・歩道が狭い場所あり
・車の通行量が多い
特に大型車が多い区間では、端に寄って歩く必要があります。
宿泊ポイント
・戸塚駅周辺:ビジネスホテルあり(6,000〜9,000円)
・藤沢宿周辺:街道沿いになし、藤沢駅まで電車で出る必要がある
・ネットカフェ:街道沿いにはなし
この区間は宿泊にはあまり適していません。
藤沢駅周辺は特に充実しているので、宿泊する場合は街道沿いから逸れる必要があります。
連続して歩く場合、戸塚か茅ヶ崎まで行くのが無難な区間です。
注意・危険区間
・国道1号:交通量が非常に多い
・一部区間で歩道が狭い
・夜間は車が多く危険
特に注意すべきは
・原宿交差点周辺(交通量多)
・歩道が狭くなる箇所(随所)
夜歩きはあまりおすすめしません。
昼間に歩くのが安全です。
区間評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 総合難易度 | ★★★☆☆ | 距離は短いが終盤の坂で体力を使う |
| 補給充実度 | ★★★★★ | 500m〜1km間隔で補給可能 |
| トイレ安心度 | ★★★★☆ | コンビニ依存だが密度が高く問題なし |
| 歩道安全性 | ★★★☆☆ | 交通量が多く一部狭い区間あり |
| ナビの分かりやすさ | ★★★★★ | 一本道で迷う要素ほぼなし |
| 景観 | ★★★☆☆ | 都市〜郊外の変化と坂のアクセント |
| 疲労度 | ★★★☆☆ | 坂で一気に疲れる構成 |
| 高低差 | ★★☆☆☆ | 終盤の遊行寺坂が明確な負荷 |
実際に歩いた管理人のひとこと
この区間は「楽だと思っていると最後にやられる」タイプです。
前半は本当に平坦で補給も豊富なので余裕ですが、遊行寺坂に入った瞬間に一気に疲れが出ます。
正直、坂の手前(原宿付近)で水を買って一度休むだけで、体感難易度がかなり変わりました。
逆にそこを怠ると、最後の1kmが長く感じます。
まとめ
戸塚宿〜藤沢宿は、距離が短く補給も豊富で初心者向けの区間です。
ただし最大のポイントは「遊行寺坂」。
ここに向けたペース配分と補給が重要になります。
・前半は楽でも飛ばしすぎない
・坂前で補給・休憩
・交通量に注意
この3点を意識すれば、非常に歩きやすい良区間です。
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関連リンク
・出発宿場:戸塚宿

・到着宿場:藤沢宿

・次の区間:藤沢宿〜平塚宿
・東海道の宿場・区間ガイドはこちら👇
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