川崎宿(かわさきしゅく)は、東海道五十三次の2番目の宿場町で、品川宿の次に位置し、現在の神奈川県川崎市川崎区周辺にあたります。多摩川を越えた先にある最初の宿場として、江戸近郊にありながら独自の役割を持っていました。
日本橋から約17kmと徒歩1日圏内にあり、「江戸からの最初の本格的な宿場」として機能していた点が特徴です。特に多摩川の渡河を控えた立地により、旅人にとって重要な中継地点でした。
この記事では、川崎宿の歴史や見どころだけでなく、実際に徒歩で歩く際に役立つ補給情報や注意点まで、リアルな目線で解説します。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 宿名 | 川崎宿 |
| 所在地 | 神奈川県川崎市川崎区 |
| 宿場番号 | 東海道2番目 |
| 日本橋からの距離 | 約19km |
| 次の宿場 | 神奈川宿 |
| 本陣 | 2軒 |
| 旅籠 | 約70軒前後 |
| 徒歩での特徴 | 都市型・補給非常に豊富・初心者向け |
歴史・背景
川崎宿は、江戸から近い宿場として発展し、特に多摩川の渡し(六郷渡し)と密接に関わっていました。橋がない時代、多摩川は徒歩旅における大きな障壁であり、川崎宿はその手前・直後の拠点として重要な役割を担っていました。
また、江戸近郊という立地から日帰り客や短距離移動の利用も多く、純粋な宿泊地というよりも「交通の結節点」としての側面が強い宿場でした。
特徴・見どころ
川崎宿は現在では完全に都市化されていますが、旧東海道沿いには当時の面影を感じるポイントが点在しています。
特に「東海道かわさき宿交流館」周辺(街道から徒歩約3分/約250m)は、宿場の歴史を感じられる拠点で、休憩がてら立ち寄りやすいスポットです。
また、街道沿いは現在の国道や市街地と重なる部分が多く、歩いていると「宿場町を歩いている」というよりも「都市を縦断している」感覚が強くなります。ただしその分、補給や休憩には困らないのが大きなメリットです。
歩く人向け実用情報
コンビニ・補給情報
・セブンイレブン川崎本町2丁目店(街道沿い)
→ 街道から外れずに入れるため非常に使いやすい
・ファミリーマート川崎本町一丁目店(街道沿い)
→ 川崎宿交差点に近い、品揃えは十分で補給に最適
・ローソンストア100 川崎小川町店(街道沿い)
→ 小型店舗、正面のカニが目印
▶評価:コンビニ密度は非常に高く、街道沿いに複数あり補給に困ることはない
トイレ情報
・コンビニトイレ:ほぼすべての店舗で利用可能(徒歩5分圏内に複数)
・川崎駅周辺の公衆トイレ(街道から徒歩約6分/約500m)
▶評価:都市部のため非常に安心。トイレで困る可能性は低い
休憩スポット
・東海道かわさき宿交流館(徒歩約3分/約250m)
→ ベンチあり・屋内休憩可
・富士見公園(街道から徒歩約10分/約800m)
→ 座れる場所多数あり、しっかり休憩可能
▶評価:短時間休憩なら交流館、しっかり休むなら公園が使いやすい
飲食・補給ポイント
・川崎駅周辺(徒歩約5分/約400m)
→ チェーン店(松屋・日高屋・マクドナルドなど)が密集
・旧東海道沿いにも個人飲食店あり(徒歩2〜5分圏内に点在)
▶評価:チェーン・個人店ともに充実しており、食事に困ることはない
注意ポイント(歩く際の注意)
・交通量が非常に多く、歩道が狭い区間あり(特に国道沿い)
・信号が多く、ストップ&ゴーが頻発する
・自転車の通行量も多く、歩道での接触に注意
・夜間も明るいが、人通りが多く歩きづらい
▶評価:安全面は確保されているが、「快適に歩けるか」は別問題
歩きやすさ評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 総合難易度 | ★★☆☆☆ | 距離は短く平坦で初心者向けだが、人・信号の多さでやや疲れる |
| 補給充実度 | ★★★★★ | 徒歩5分圏内にコンビニ・飲食店が多数あり圧倒的に充実 |
| トイレ安心度 | ★★★★★ | コンビニ・駅トイレが密集しており困る場面はほぼない |
| 歩道安全性 | ★★★☆☆ | 歩道はあるが狭い区間あり、交通量・自転車に注意 |
| ナビの分かりやすさ | ★★★★☆ | ほぼ一本道だが都市部で分岐に注意 |
| 景観 | ★★☆☆☆ | 都市景観が中心で宿場感は限定的 |
| 疲労度 | ★★★☆☆ | 信号待ちと人混みで意外と疲れる |
| 高低差 | ★☆☆☆☆ | ほぼ完全にフラットで体力的負担は少ない |
実際に歩いた管理人のひとこと
川崎宿は「歩きやすいけど気持ちよくは歩けない」という印象が強かったです。
特に川崎駅周辺は人の流れが多く、信号も頻繁に止まるため、リズムよく歩けません。ただし、その分コンビニや飲食店はすぐ見つかるので、「安心感」はかなり高い区間です。
個人的には、多摩川を越えて「旅が始まった感」を感じた直後にこの都市感が来るのが印象的で、東海道らしいメリハリを感じるポイントでした。
まとめ
川崎宿は、江戸近郊に位置する都市型の宿場であり、補給・休憩のしやすさにおいては東海道でもトップクラスです。
一方で、交通量や人の多さにより「歩き旅としての快適さ」はやや落ちるため、歩く目的によって評価が分かれる宿場ともいえます。
▶こんな人におすすめ
・街道歩き初心者(補給重視)
・安心して歩きたい人
・長距離前の調整区間として使いたい人
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関連リンク
・次の宿場:神奈川宿
・前の宿場:品川宿
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